小笠原、作戦会議。

2023-12-23

2航海に後悔?

年末感が増してきましたね。周りも自主的に冬休みに入る人が増えてきました。

僕は今年も年末年始は小笠原で過ごす予定です。

社会人になったら二度と踏めないと思っていた父島の大地に何故か毎年足を伸ばしています。なんで~~?

しかも今年は12/29~1/11の2航海!30本以上潜りますw

自分の知識を総動員して小笠原の魚を丁寧に撮りきってくるつもりなので作戦会議をしていきます。しませんよ後悔は。

誰得な自分用のメモなので悪しからず笑

初見の見たい魚

ミズタマヤッコ (そろそろお願いします)、マイヒメベラヨスジニセモチノウオヤセタマカエルウオオヨギトラギス (IOPでも出た)、シシマイギンポ (屋久島にもいるらしい)、ミナミイカナゴ (狙うなら夏)、オガサワラクロサギ (小笠原にいれば確定?)、シラタキベラダマシベニツケタテガミカエルウオ、フェニックススズメダイ、アメマツカサ、ボニンハタンポ、ダイトウハタンポ、マホロバハタ、シモフリハタ、アライソハタ、アズキハタ、シロダイ、ダイダイブダイ、ホシヒレイソハゼ、ホホベニサラサハゼ、ニラミカサゴ、バラナガハナダイ (最近は東伊豆の方が見やすい?)、キリンゴンベ (IOPで見た)、モリシタダテハゼ(伊豆大島の方が見やすい?)、ゴシキイトヒキベラ、イレズミゴンベ、ゴマフキンチャクフグ、ボラ系もろもろ

丁寧に撮りたい魚

ボニンハナダイニラミハナダイメイキュウサザナミハギダイダイヤッコオビシメイトヒキブダイコガネヤッコ幼魚、コガネ×ナメラ、キビレマツカサスミツキソメワケベラスミツキカミナリベラシコンハタタテハゼ、シロワニ、フタオビミナミヒメジ、ヒレナガヤッコ、ベニゴンベ、オグロオトメエイ、マダラエイ、アミモンガラ、クマササハナムロ、オナガスズメダイ、カレハスズメダイ、キンリンサザナミハギ、ヨロンスズメダイ、ウシバナトビエイ、マダラトビエイ、コビトスズメダイ、アカマツカサ (ヒレ全開)、アオチビキ、オニイトマキエイ、カマスサワラ、回遊魚もろもろ

見れたらラッキー枠

ソメワケミナミハナダイ、トンプソンチョウチョウウオ、アヤメヤッコ (見るならパラオ?)、オガサワラトラギス (深場系)、モンイトベラ (深場系)、チンヨウジウオ、シューヤジリチンヨウジウオ、ガラパゴスザメ、コシナガイスズミ

番外編

ハシナガイルカ、ザトウクジラ (水中)、オガサワラヨシノボリ (川)、トビウオ系 (船)、いろんな鳥w

近似種との判別ポイント

ベニツケタテガミカエルウオ:顔付近に赤斑紋があり目が白い(?)。小笠原諸島、南鳥島が生息域。

アメマツカサ:眼の瞳の上に三日月型の黒色部がある。分からないので色の薄いアカマツカサ属は撮る。

マホロバハタ:尾鰭後縁は真っ直ぐで、ごく細い白色の縁取りがある。よく似たホウセキハタは頭部や腹部の下面に斑点がないこと、尾鰭が丸く、縁取りがないことによって区別できる。そもそもホウセキハタは小笠原にいない?オオモンハタより斑紋が小さいイメージ?ちなみにオオモンハタも小笠原に生息する。尾鰭を真横から撮るべき。

シモフリハタ:体に斜線がある。長崎、沖縄島、小笠原。

アライソハタ:黒く細かい斑点がある。小笠原くらい?希少種らしい。

シロダイ:メイチダイに似ているが体高が低い。真っ白な時もある。小笠原にはメイチダイはいない?

ダイダイブダイ:♂は上半分が青で顎の下側が白っぽい。

ゴマフキンチャクフグ:シボリキンチャクフグっぽいのがいたら撮ればよい。

ゴマフヘビギンポ、セグロヘビギンポ:見慣れないヘビギンポがいれば撮ればよい。小笠原以外にも分布域は広いので優先度は低め。

困るのはハタンポ系。今回のターゲットはボニンとダイトウです。

ボニンハタンポ:論文によると、側線有孔鱗数が84−88,側線上方横列鱗数が14か15,背鰭前方鱗数が50−55,尾柄鱗数が26,および胸鰭基部に1個の明瞭な黒色斑をもつことでツマグロと見分けられる。

ダイトウハタンポ:論文によると、ユメハタンポとほぼ同じ鱗数,胸鰭基部の黒斑の特徴,体長に加え,背鰭と尾鰭の色彩(ダイトウハタンポでは鮮やかな黄色を呈すること)でもリュウキュウハタンポと明瞭に区別することが可能。

つまりこういうことみたいです。とりあえず鱗の細かさと胸鰭基部の黒色斑の有無を気にすればよさそう。

ツマグロ : 鱗細かい、黒色斑なし

ボニン : 鱗細かい、黒色斑あり

ミナミ : 鱗粗い、黒色斑なし

リュウキュウ : 鱗粗い、黒色斑あり

ユメ : 鱗粗い、黒色斑あり、胸鰭上方が黒色

ダイトウ : 鱗粗い、黒色斑あり、背鰭尾鰭黄色

うーん、分からん!w

無茶振り

以上が今回の小笠原で血眼になって探す魚になります。

よく分からないハタとハタンポ、イットウダイはとりあえず目にしたら撮っておくのをここに誓います。

ガイドさんにとても仲良くしてもらってるので、HPの魚図鑑を送り付けて「ここに載ってない魚をリクエストで!」みたいな無茶振りをしましたが、見たいと思っているラインを書き出してみました。見せてくださいね()

我ながらやなゲストだなーーと思いますw

マンツーの実質調査ダイブの日もあるみたいなので新種見つけてくるぞ~~(棒)

追記 1航海目振り返り

早くも4日10diveが終わり友人たちは帰っていきました。寂しい、、

キリもいいので1航海目の振り返りをします。

初見で見たいと言っていた魚はたくさん見せてもらいました!

ミズタマヤッコ、ヨスジニセモチノウオ、ヤセタマカエルウオ、シシマイギンポ、シロダイ、ニラミカサゴ、イレズミゴンベはクリア。

あげていなかったけど、クロハコフグ、ヒレグロイットウダイ、スミツキアトヒキテンジクダイ、シマハタタテダイ、シマスズメダイも初めて見ました。

残り見たいものは優先度順に、マイヒメベラ、オガサワラクロサギ、シラタキベラダマシ、ゴシキイトヒキベラ、ベニツケタテガミカエルウオ、フェニックススズメダイ、キリンゴンベ、モリシタダテハゼ、オヨギトラギス、ボニンハタンポ、ダイトウハタンポ、アズキハタ、ダイダイブダイ、ボラ系もろもろ、って感じでしょうか?

ハタたちは狙いようがないので諦めましたw

丁寧に撮りたい魚で挙げていた子たちも以下はクリアです!

ボニンハナダイ、メイキュウサザナミハギ、オビシメ、イトヒキブダイ、キビレマツカサ、スミツキソメワケベラ、スミツキカミナリベラ、シロワニ、フタオビミナミヒメジ、クマササハナムロ、オナガスズメダイ、カレハスズメダイ、キンリンサザナミハギ、ヨロンスズメダイ、コビトスズメダイ

一方、この子たちはもうちょっと頑張りたいな~~って感じでした。

ニラミハナダイ、シコンハタタテハゼ、コガネヤッコ幼魚、コガネ×ナメラ、ヒレナガヤッコ、ベニゴンベ、ウシバナトビエイ、マダラトビエイ、アカマツカサ (ヒレ全開)、アオチビキ、カマスサワラ

以上、1航海目の経過報告でした!

追記 おが丸出航中振り返り

さらに4日経ち明日はおが丸入港日となりました。おが丸出航中期間の振り返りをします。

ほぼマンツーだったので攻め攻めの毎日を送っていました。窒素、、

初見で見たいと言っていた魚の進捗もかなりありました!

シラタキベラダマシ、ベニツケタテガミカエルウオ、ボニンハタンポ、ダイトウハタンポ、アズキハタ、ゴシキイトヒキベラはクリア。

作戦会議外の魚としては、トサヤッコ×ミズタマヤッコの交雑種、アオスジエビス、ヤシャカマス、イソゴンベ、ソウシハギ、アミメウマヅラハギ、ギンユゴイ、リュウグウベラ、タイワンブダイ、サクラテンジクダイ、イシガキハタ、謎のゴンベを初めて見ました。

残り見たいものは優先度順に、マイヒメベラ、オガサワラクロサギ、フェニックススズメダイ、キリンゴンベ、モリシタダテハゼ、オヨギトラギス、ダイダイブダイ、ボラ系もろもろ、って感じでしょうか?

丁寧に撮りたい魚でいろいろ魚を挙げていましたが、小笠原に生息してもっといい写真が撮りたい魚をピックアップしなおすと以下のようになりました。

コクハンハタ、ベニオチョウチョウウオ、カスミチョウチョウウオ、コガネヤッコ、ヘラルドコガネヤッコ、ダイダイヤッコ、ヒレナガヤッコ、イソゴンベ、イシガキスズメダイ、ヨロンスズメダイ、ニセモチノウオ、ヨスジニセモチノウオ、スミツキソメワケベラ、セナスジベラ、オビブダイ、モンツキハギ、ナガニザ、メガネクロハギ

ズームレンズで狙った方がいい魚も多いですね。帰ってから後悔しないようにあと4日で一つずつ丁寧に潰していきます!

以上、おが丸出航中期間の経過報告でした!

ミズタマヤッコ♂どっかにいないかな~~??

追記 2航海目振り返り

さて、12日間のダイビングも終わり、内地に帰ってまいりました。

長いようで本当に長かった2航海でしたw

初見のリクエストの魚ですがモリシタダテハゼ、ガラパゴスザメをクリアしました。

さらに、アオスジオグロベラ、オキナメジナ、ゴマニザ、アミメブダイ、スダレチョウチョウウオ、シテンチョウチョウウオ、ゴマヒレキントキ、ホホベニイットウダイ、ツマリマツカサ、リュウキュウヒメジ近似種、スジギンポ、ニセカエルウオも想定外のクリアとなりました。

丁寧に撮りたい魚として挙げていたものも基本的にはほぼ全て集中して撮りました。

ヨスジニセモチノウオだけは何度やってもダメですね。

あいつは素でナガレハナサンゴの合間に住んでいて一瞬顔を出すって感じなので、アプローチに気を付けるというか、見つからないし見つけた時にはもうサンゴの中にいて出てきません。

背鰭の伸びた軟条が撮りたいんですがいつか撮れる日は来るのでしょうか?一生の課題な気がします。

嬉しい誤算としては最終日前日にコガネヤッコ×ナメラヤッコの交雑種に再会しました。

一昨年見たときとほぼ同じ場所で見つけたので同じ個体だったりするのでしょうか?腹鰭全開だけ押さえてから嬉しくてつい皆を呼んでしまいました笑

以上、小笠原2航海目の振り返りでした。

今の知識とスキルでできることはやりきったはず!

次はミズタマヤッコ♂、ヨスジニセモチノウオをやりに行こうかな?

あ、マイヒメベラは目を血走らせながら30本ずっと探していましたが♀すらいませんでした(´;ω;`)

まとめ

今回の小笠原30本で初めて見れた魚を五十音順にまとめます。

アオスジエビス、アオスジオグロベラ、アズキハタ、アミメウマヅラハギ、アミメブダイ、イシガキハタ、イスズミ、イソゴンベ、イレズミゴンベ、オキナメジナ、オニハタタテダイ、ガラパゴスザメ、ギンユゴイ、クサヤモロ、クロハコフグ、ゴシキイトヒキベラ、ゴマニザ、ゴマヒレキントキ、サクラテンジクダイ、シシマイギンポ、シテンチョウチョウウオ、シマスズメダイ、シラタキベラダマシ、シロダイ、スジギンポ、スダレチョウチョウウオ、スミツキアトヒキテンジクダイ、ソウシハギ、ダイトウハタンポ、タイワンブダイ、ツマリマツカサ、ニセカエルウオ、ニラミカサゴ、ヒレグロイットウダイ、ベニツケタテガミカエルウオ、ボニンハタンポ、ホホベニイットウダイ、ミズタマヤッコ、ミズタマヤッコ×トサヤッコ、モリシタダテハゼ、ヤシャカマス、ヤセタマカエルウオ、ユメハタンポ、ヨスジニセモチノウオ、リュウキュウヒメジ近似種、リュウグウベラ

以上!46種でした!!頑張った~~~お疲れ様でした!!!!